最近、夜光時計がなくなって蓄光式になったのは何故?
夜光塗料は、放射性物質が蛍光体にエネルギーを与えて光る仕組みでした。
夜光塗料の材料には、初期には自発光(じはっこう)物質であるラジウム化合物やプロメチウム化合物が使用され、その後、硫化亜鉛系やアルミン酸ストロンチウム系の蓄光(ちくこう)物質が開発されました。

硫化亜鉛(左)とアルミン酸ストロンチウム(右)の暗所での残光
硫化亜鉛(左)とアルミン酸ストロンチウム(右)の暗所での残光

放射性物質は、国の許容基準内になるようにしており、自然界に存在する放射能量と比べて被爆量(ひばくりょう)は極めて小さいものでしたが、時計メーカーが夜光塗料を扱うことで、以下のようなデメリットがありました。

1.生産コストがかかる
2.使える量が限られるため、文字を大きくできない
3.3年ほどで光が弱くなってしまう

1910~20年代にかけて、アメリカで夜光塗料を塗る作業をしていた従業員にがんの発生が認められたことや、1990年代に地球環境の保全が叫ばれ始めたことをきっかけとして、時計業界では夜光塗料の使用が世界中で中止され、以後は、蓄光式のものに切り替えられました。

蓄光塗料の仕組みは、光を電子エネルギーとして蓄え、暗いところで光るものです。
新しく開発された蓄光塗料は、太陽や蛍光灯の光を十分に受けると、3~8時間ほど光を放つようになっており、また耐久性もあります。

参考にしたサイト
蓄光
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%93%84%E5%85%89
雑学 豆知識
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