お菓子の焼型から靴底へ?
ワッフル

「お菓子の焼型」と「靴底」。これらは、一見何の関係もないようにみえますが、実は大いにあるのです。
今日は、このことについて書いてみたいと思います。

靴の底にゴムが使われるようになったのは1860年代のことです。
チャールズ・グッドイヤーが、ゴムと硫黄(いおう)を混ぜると弾力性のある素材になり、靴底にぴったりであることを発見しました。

当時、ゴムの靴底は、革製品にだけつけられていましたが、1900年代に入ると運動靴の革命といわれたスニーカーが登場します。
そして、1960年代の初めに、そのスニーカーが劇的な変化を遂げたのです。

1962年に、アメリカ・オレゴン大学の陸上選手フィル・ナイトとコーチのビル・バウワーマンが、より速く走るための靴を開発するスニーカー会社を設立します。
彼らは、靴の軽量化とともに、地面と靴底の摩擦力の問題に取り組んでいましたが、これを解決したのは、なんとお菓子のワッフルの焼型でした。

ゴムを焼型に流し込み、深いワッフルの型をつけることで、靴底に新しい模様をつけます。
こうすることで、それまで自動車のタイヤ用の浅い凹凸模様を使っていた靴に比べて、はるかに地面をしっかりと捉えて走ることができたのです。

ワッフルの焼型から生まれたこの靴底は、その後2人の大々的な売り込みもあって、世界中に広がっていきました。
雑学 豆知識
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