「丼(どんぶり)」のルーツは、江戸時代にあった「慳貪屋(けんどんや)」にあった?
天丼

天丼、カツ丼、親子丼など、日本ではさまざまなどんぶりものが味わえます。
「どんぶり(=丼)」とは、文字通りには茶碗よりも深く、大ぶりで厚みのある陶製(とうせい)の磁器のことです。

さて、食べ物の「丼」のルーツですが、これは、江戸時代の初期にあった「慳貪屋(けんどんや)」にありました。
慳貪屋というのは、一杯盛り切りの飲食物を出すお店のことです。

このお店で使われていた鉢(はち)・「慳貪振り鉢(けんどんぶりばち」が「どんぶり」に転じ、鉢盛(はちもり)の料理全体を指すようになったのだといいます。

一方、「丼」という漢字は、「井」の本来の字で、井戸を意味していました。
井は井桁(いでた)で、真ん中にある点は、井戸で水を汲(く)むために備え付けられていた「釣瓶(つるべ)」です。

井戸と 釣瓶
井戸と 釣瓶

どんぶりに漢字を当てる際、井戸に物を投げ込んだときの「ドブン!」という音と「どんぶり」が似ているため、「井」の字が採用されたといいます。

ちなみに、カツ丼のルーツは、大正10年に、当時早稲田の学生だった中西敬二郎(なかにし けいにろう)が、行きつけの食堂にアイディアを出して商品化したものとされます。

カツ丼はいつ頃からある? | | Super源さんの雑学事典
http://www.zatsugaku-jiten.net/blog-entry-373.html

このカツ丼は、現在のような「卵とじ」ではなく、ご飯の上にトンカツを乗せて、特製ソースをかける、「ソースカツ丼」スタイルでした。
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「大統領」は、大工の棟梁のことだった?
「大統領は、明日きっとオレに会いに来るニャン」「来ないニャン」「来るニャン」「来ないニャン」、……
来る 来ない 花とネコ
写真は、こちらからお借りしました。

アメリカ合衆国のトップといえば、大統領ですね。
この「大統領」という言葉は、英語の「プレジデント(president)」を日本語に訳したものです。

プレジデントが大統領と訳されたきっかけは、1853年(嘉永(かえい)6年のペリー来航です。
このとき、ペリーはフィルモア大統領(Millard Fillmore、1800年 - 1874年)の親書を携(たずさ)えて浦賀に来航しましたが、幕府の役人たちは、「プレジデント」という言葉をどう訳したら良いのか分かりません。

何故なら、当時の日本は鎖国中で、海外の情報が制限されており、アメリカの政治制度についても良く分からなかったからです。
そのうえ、当時の日本には選挙制度もなく、選挙によって”民主的に”選ばれた権力者というのも存在していません。

そのため、役人たちは、この言葉を何と訳したら良いのか、途方に暮れてしまったのです。

そこで、当初は「国王」にしようという案もあったようなのですが、

「町人出身のフィルモアを王位で呼ぶのはいかがなものか?」

という意見が出て、議論は振り出しに戻ってしまいました。

そして、議論を重ねるうちに、

「それでは、町人の中で一番偉いのは誰?」

となったときに、最終的に選ばれたのが「棟梁(とうりょう)」という言葉でした。

棟梁というのは大工の頭(かしら)のことで、家を一見建てられる、尊敬される身分でした。

しかしながら、そのままの言葉で呼ぶわけにもいきません。
そこで、文字を「棟梁」から「統領」に変え、日本の将軍と釣り合うように、頭に「大」を冠して「大統領」としたのです。
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